ジラール・ペルゴ ロレアートシリーズにターコイズブルー文字盤が登場!

 1975年にクォーツクロノメーターとして誕生後、「八角形ベゼル&ケース一体型スティールブレスレット」の伝統を守り続けるジラール・ペルゴの『ロレアート(Laureato)』。日本での知名度はオーデマ・ピゲのロイヤルオーク、パテック フィリップのノーチラスほど高くはないものの、“知る人ぞ知る実力派ブランド”として名を馳せており、ヨーロッパでは高いステータスを誇ります。

2026年新作としてエナメルダイヤルのロレアート ターコイズブルー Ref.81010-11-3659-1GMを発表。ジラール・ペルゴ(GP)らしい丁寧な手作業が光る、味わい深いラグジュアリースポーツウォッチを完成させています。



81010-11-3659-1GMは「ターコイズブルー×ラグスポ」の組み合わせで、完成度が低いと“時代遅れ”になりかねない、ある種ありふれたデザインコンセプトではありますが、価格に対しての作り込みが素晴らしく、品質の高さは目を見張るものがあります。GPというブランド自体が、業界内でも「高級品質」をウリにしており、本作も“ものづくりの奥深さ”を堪能するにはもってこいの良作です。

幕末の時代にスイス時計では未開拓だった日本市場へ目を付け、160年以上の「絆」を育んできたジラール・ペルゴ。横浜の海をイメージしたターコイズブルーの魅力を時計通にも響くように多角的に分析します。


1970年代のクオーツショックに端を発するスイス時計界の“冬の時代”に、新しい概念の「ラグジュアリースポーツウォッチ」を生み出し、その価値を定着させたロイヤルオークとノーチラス。長きに渡り同ジャンルを牽引した“ラグスポの二大巨頭”は、ケース&ブレスレットが滑らかに繋がる一体型デザイン、幾何学的な美しさを醸し出す八角形のベゼルなど独自のアイデンティティーを携えており、「ラグジュアリー(知性)+スポーティー(力強さ)」を兼ね備えた万能高級時計として人気を博します。


ラグスポブームについて軽くおさらいすると、ロイヤルオークやノーチラスは世界的な需要過多を生み出し資産価値が高騰。一流ハイブランドコピーが次々とラグスポ市場へ参入し、一時期は時計界最大のジャンルへと成長。ラグスポ難民と化してしまった時計ファンは、類似性のあるモデルより、歴史的正当性のある「代替品」へ触手を伸ばし、GPのロレアートは一躍“買えるラグスポ”としてスターダムにのし上がるのでした。詳しくは「ロレアート特集記事」にて、当時の熱狂ぶりについて解説していますので、ご興味のある方はご覧くださいませ。


大まかにウリをかいつまむと、「色・レア度・緻密な仕上げ」に魅力が詰まっていますね。時計業界は猫も杓子もターコイズを手掛けていますが、色味や放射模様、GPお得意のエナメル技法は目を見張るものがあり、資産価値の行方はさておき「実質価値」が素晴らしく、全体的に70~90点前後の高いバランスでまとまっています。


イタリア語で“資格あるもの”の意味を持つロレアート。ダイヤル→サイズ→裏ぶた→値段の順に、その資格を調べていきましょう。


81010-11-3659-1GMのダイヤル

81010-11-3659-1GMのダイヤルには、エナメル仕上げのターコイズブルー採用。幾重にもエナメルの層を塗り重ねているので、光の条件次第では表情に富んだ“気品に満ちた青緑色”を楽しめるのも魅力です。


ロレアート自体の基本的なデザインが美しく、シルエットにメリハリがあり、見飽きない魅力があります。ロレアートブームの頃は、時計ファン達の間で「実物はロイヤルオークやノーチラスに意外と似ていない」と激論が交わされていましたが、本作もスポーティー&エレガンスの調和が巧みで、その主張も納得の出来栄えです!


本作の改善点について掘り下げると、12時位置に配されていた「GP」ロゴを廃止、他のインデックスと統一性のあるバーインデックスへ変更、6時位置に記されていた「LAUREATO」「AUTOMATIC」の表記を省き、全体的に垢抜けたデザインへブラッシュアップしています。2026年6月新作のロレアート フィフティー36&39mmと共通点が多いですね。コンセプトとデザインの親和性も高く、品質や完成度は非の打ち所がない印象です。左右対称性を高める工夫が見事で、より優雅さが高まりましたね。


デメリットについても軽く触れると、ターコイズブルー文字盤がほぼ出尽くした状況でリリースされているので、インパクトや目新しさはほぼない、というぐらいでしょうか。

ジラール・ペルゴというブランドそのものの傾向ですが、デザインの秀逸さに対し、ターゲットが中年層(ミドルエイジ)向けで、“通好みなカッコ良さ”を理解できるかどうかで評価が分かれるところです。良い意味で自分を満たすために購入を検討するのが妥当で、他者へ見せびらかす時計とはひと味違う“いぶし銀なラグスポ”をお求めの方へお勧めなモデルです。



関連リンク:https://pnaefgag.blogspot.com/

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