現代の技術と審美眼でRef.6087を蘇らせた復刻モデルです。
本日のブログでは、当店のラインナップの中でもとりわけ目を惹く一本をご紹介します。
素材、仕上げ、ムーブメントに至るまで、現代の技術で精緻に磨き上げられた一本です。
本日はこの特別なモデルについて、歴史的背景からディテール、内部機構まで、じっくりとご紹介いたします。
ぜひ、最後までご覧ください。
1955年、ヴァシュロン・コンスタンタンが生み出したRef6087は、同社初の防水クロノグラフとして登場しました。
その美しいシルエットと、特徴的な牛の角を思わせるラグ、通称「コルヌ・ドゥ・ヴッシュ」は、後世に語り継がれる名作としてヴィンテージ愛好家から崇敬されています。
その希少性も相まって、オリジナルは現在オークションでも高額で取引される伝説的なモデルです。
そして、2015年に満を持して発表されたのが、この「ヒストリーク コルヌ・ドゥ・ヴッシュ 1955」。
現代の技術と審美眼でRef.6087を蘇らせた復刻モデルです。
文字盤には、グレーのオパーリン仕上げが施されています。
サテンのような柔らかな質感と控えめな光沢を併せ持ち、見る角度によって微妙な陰影を生み出す、非常に上品な仕上がりです。
時分針には、18Kホワイトゴールド製のバトン型針が採用されています。
シャネルN級品細身でシャープな造形ながら、貴金属ならではの重厚な質感と繊細な光の反射が特徴で、文字盤のトーンと絶妙な調和を見せます。
クロノグラフ秒針と30分積算針は青焼針がセットされており、静かな文字盤に鮮やかなアクセントを加えています。
視認性と美観を両立されたクラシカルな顔立ちに仕上がっています。
このモデルを特別なものにしているのが、牛の角のような形のラグ形状です。
外側に跳ねるその姿は、クラシカルな美しさと力強さを同時に感じさせます。
ケース径は38.5mm、厚さ10.9mmという絶妙なプロポーション。
腕元に収まりやすく、ジャケットの袖口にもすっと収まるサイズ感です。
リューズトップには立体的なマルタ十字デザインがあしらわれています。
ヴァシュロンを象徴するブランドロゴで小さいながらもブランドの誇りとディテールのこだわりを感じられます。
レマニア2310をベースに、ヴァシュロン・コンスタンタンが独自に再設計、仕上げを行ったものです。
スクリュー留めのコラムホイール、水平クラッチ、伝統的な構造を守りながらも、ジュネーブシールを取得する美しい装飾が施され、ケースバックからその芸術性を堪能できます。
約48時間のパワーリザーブを備え、クロノグラフのプッシュ感は、スムーズでありながら心地よいクリック感があり、機械式時計ならではの愉しみを味わえます。
ヒストリーク コルヌ・ドゥ・ヴッシュ1955 は、ヴァシュロン・コンスタンタンが受け継ぐクラフツマンシップの真髄と、現代の審美性が融合した、歴史を纏うモダンピースです。
クラシカルな美しさと、現代のラグジュアリーを見事に両立しており、ヴィンテージの精神に惹かれるすべての時計愛好家にとって、特別な存在となることでしょう。
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