スイス高級時計“ルイ・モネ”創業20周年記念モデル
1960年のグランドセイコー(諏訪精工舎)に続き、61年に誕生したキングセイコー(第二精工舎)。ここで取り上げるのは、そのセカンドモデルで1964年に登場した。当初からハック機能やスクリューバックを採用しており、アンティークウオッチでありながら、比較的実用できる点がおすすめの理由だ。
当時オメガの自動巻きモデルの最高峰に位置付けられたコンステレーションの1960年代製のモデル。Cラインと呼ばれる特徴的なケースデザインは、有名なウオッチデザイナーであるジェラルド・ジェンタが手がけたもの。搭載しているのはクロノメーター仕様のCal.564である。優秀なスペックを誇りロングセラーとなったコンステレーションは、非常に多く製造され現存数も多いことから、現在の市場価格もこなれている点も大きな魅力といえよう。
独自性”“創造性”“アート&デザイン”“希少性”の四つのバリューを掲げ、数々の権威ある機関から30以上の表彰を受ける時計ブランド“ ルイ・モネ”。その創業20周年を祝して発表されたスピード オブ サウンドは、機械式時計の機構にフォーカスしたコレクション“メカニカル ワンダーズ”と、宇宙をインスピレーションの源とする“コズミック アート”コレクションが融合されており、まさにブランドを象徴する時計といえそうだ。
軽量で腕への負担が少ないグレード5チタン製のケースには、サテン仕上げとポリッシュ仕上げが施され、その中に収められた文字盤には、スイスの彫刻・工芸作家“ヤン フォン ケーネル”によるがギョーシェ彫りが施された。
関連リンク:http://mvldrs16.animegoe.com/
6時位置のムーンフェイズは、発光塗料で手描きした月をモチーフとする回転ディスクに、クレーターに由来する濃いブラックの月隕石(隕石ハンターのリュック・ラベンヌが2001年にオマーンのドファール砂漠で発見)をセット。コズミック アートのエッセンスが投入されたムーンフェイズ表示は、従来と異なり月相表示が隠れることなく月隕石採用したディスクを鑑賞することができる。
3時位置と9時位置のインダイアルには、中国ウイグル自治区内のアルタイ地区で発見された鉄隕石が用いられ、ウィドマンシュテッテン構造と呼ばれる細かい網目状の神秘的な模様が配されている。この模様は地球上で再現することができないうえ、天然が生み出す唯一無二の模様となるため、時計をより特徴づけるポイントにもなっている。
ムーヴメントには、1947年から1974 年までの限られた期間に、わずか1万3218個のみ製造されたという“Cal.Valjoux 88”を搭載。毎時1万8000振動のロービートで“クロノグラフ”“ムーンフェイズ表示”“カレンダー表示”を備えた複雑な手巻きキャリバーは、その性能と希少性から伝説的なムーヴメントと評価される。
本作では、その希少なオールドムーヴメントを丁寧に仕上げ直し、あえてカレンダー表示を隠すことで、クロノグラフとムーンフェイズ表示の存在感が際立たせられた。また、花やレースを彷彿とさせる手彫りのエングレービングが施された美しい姿が、ケースバックを通じて鑑賞することができる。
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